先日、小金湯温泉へ取材に向かう途中、久しぶりに「カラバトカリー」でパキスタンカレーを食べた。ほとんど汁気のない鳥肉のスパイス煮といった風のこのカレー、実はめっぽううまい。取材でニセコ方面に行く際など、南区藤野にある国道230号に面したこの店の前をよく通るのだが、なかなか立寄れないでいた。
「北海道スープカレー読本」の著者・樺沢紫苑氏もここのカレーが好きだそうで、家でもパキスタンカレーを作っていると話していたなあ。とにかく、鳥肉の旨みとスパイスのバランスが良く、さらにサラダ(なぜか、中央区の中華居酒屋「ふんよう亭」名物の絶品“中華サラダ”と瓜二つ!)とチャイがついて780円という値段設定も手頃でいい。しかも、メニューはこれ一品だけというのがスゴイ。
以前は、「パキスタンカレー」というそのものズバリの店名で、海外生活の経験を持つ年配の店主が、アジア風の道具でスパイスをひいていたことを思い出す。その店主から、どうやら息子さんに店は引き継がれたようで、その際に店名も変わったようである(推定)。タンキニもひそかに、自宅でこのカレーに挑戦してみようとレシピを収集しているところなのだが、どなたか上手な作り方を知っていたら教えてください。
ところで、小金湯温泉で一番古い「黄金湯温泉旅館」は、後ろから見たほうが貫禄があることに今回気がついた(ちなみに、この旅館は弊社刊「札幌から行く日帰り温泉223」219ページでも紹介している。以上、PRでした)。