アリス秘報館

亜璃西スタッフの面々が、その日常を大暴露。秘密のベールが今、明かされる!?
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【ししゃも小町の乱読通信…9月読破分報告号】
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    【ししゃも小町の乱読通信…9月読破分報告号】

    “亜璃西社ファミリー”のししゃも小町さんが、
    バッタバッタと読み倒した量書・漁書・良書・猟書の
    ひと口メモを、読んだ順に大公開!
    今回の9月読破分報告号で紹介するのは、全6作品。
    はてさて、小町さんのココロの琴線に触れたものは…

    ●評価の見方…最低0シシャモ〜最高5シシャモの
    6段階評価でございます!
    *評価対象から外れるものは、カラフトシシャモ

    《小町・9月分乱読メモ》
    ◆小町便り
    雪むしが飛んでいるのを見かけました。
    日の暮れるのが早くなりました。
    心淋しくなってきたら“鍋料理”の準備です。




    『鷺と雪』 北村薫(文藝春秋)
    良家令嬢・花村英子とお付き運転手・別宮みつ子
    (ベッキーさん)が、時代を見つめ謎に挑む。
    .<不在の父>、.<獅子と地下鉄>、.<鷺と雪>
    の3篇を収録。どれもおもしろい。
    気虜埜紊蓮◆崛擾ゆき」という1行で終わっている。
    兇肋赦10年の夏の出来事。「大東京で深夜ブッポウソウの
    鳴き声が聞こえた」で終わり、掘嶌蹐叛磧廚痢崗赦11年2月
    雪の朝。」…へと続く。
    文章は静謐で味わい深く、又、あの時代の風俗、風物、文化が
    どの篇にもちりばめられていて興味深かった。
    宮部みゆきの『蒲生邸事件』も、2・26事件の朝の風景が
    沁みたっけなあ。
    浅田次郎の言、「あの時代は美しい文章あってはじめて表現できる。
    まさにプロの仕事である」。
     …5シシャモ拍手

    『宵山万華鏡』 森見登美彦(集英社)
    6篇から成る、妖しの世界の「御開帳」。
    祇園祭の宵山の日、あっちの辻からこっちの辻から、
    コンチキチンと鐘の音。宵山は色を変え、形を変えて、
    万華鏡のごとく終わらない―。
    第1篇<宵山姉妹>の文頭3行と終わり3行が、
    第6篇<宵山万華鏡>の始めと終わりの文章に重なります。
    ピッタリと寄り添うように、遠くに京都タワーが。
    バレエ教室帰りの三年生と四年生の姉妹が、
    やっと宵山の夜から抜け出せ家に帰れるのです。
    〜寄り道をしてはいけませんよ〜
     …2シシャモ

    『なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?』
    鷲田小彌太・井上美香(亜璃西社)
    辛口も含む、歯切れのよい文章。
    こんなに多数、北海道関係の作家がいるのねえーと思ったら、
    「デビューするだけなら、かなりの人にも可能だろう」(東直己の項)と。
    続けて書きつづけることの難しさかな。
    京極夏彦のあのシリーズは“レンガ本”“サイコロ本”というんだ。
    本当にソウ。寝ながら読むのは大変。
     …2シシャモ

    『あした咲く蕾』 朱川湊人(文藝春秋)
    7篇の内の1つ、<花まんま>の印象とオチが強烈だったせいか、
    残りにはチョイと不満。<カンカン軒怪異譚>が、まぁいいかな。
     …1シシャモ

    『塩の道』 宮本常一(講談社学術文庫)
    民俗学者・宮本常一最晩年に行った講演の蓄積。
    資料、知識、壮大な仮説がいっぱい。そして平明。
    何回でも何回でも。
     …3シシャモ

    『文藝春秋 SPECIAL (スペシャル) 』〈2009年10月号〉文藝春秋
    [座談会]日本史・名誉回復会談、[対談]歴史のなかの老後。
    うんー、そんな人いたんだー。楽しかったヨ、まぁまぁ。
     …カラフトシシャモ
    10:50 | ししゃも小町 | comments(2) | - | - | - |
    コメント
    北村薫さんは、来年にはもう選者側に
    回ってもおかしくないほどの熟練ぶり。
    性別さえわからない、覆面作家当時が
    懐かしいです。

    仙川環「ししゃも」
    2年前の作品ですが、先日読了。
    うーーーん。

    札幌人、最新号を大谷地駅に移転した
    くすみ書房にて購入。北大紛争の頁に
    しばし注目。札幌でもあったんだ、、。

    2009/10/10 10:09 PM by エゾ三毛猫
    >エゾ三毛猫さま
    北大正門前の激闘など、かなり激しかったそうです。
    北海道の学園紛争の本も、作ってみたいですね。
    2009/10/15 7:40 PM by タンキニ五郎
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